今ではもう懐かしい響きに感じる「姉歯事件」、覚えていますか?
安価なマンション建設で申請を偽装して工事をした、つまりコンクリート内にあるはずの鉄筋を無しにして工事して利益を得ていたという事件。
まあ、あるはずの鉄筋をはしょって利益を得たのは、建設会社やそれを知って発注していたホテルオーナーなんだろうけど、すべてがこの変な名前の建築士が悪いってなっちゃった事件です。
それはいいとして、「なぜ、コンクリートの中に鉄筋が無いといけないのでしょうか?」
建築科の生徒ならかなり初期の段階で教えられるこの疑問。
簡単に言えば「コンクリート製の建物はコンクリートだけじゃ弱くて持たないから!」なんですよ。
「え、コンクリートって結構硬いよ~!」って言われそうだけど、硬いだけだから弱いんです。
その理由は・・・、結構長くなっちゃうね、・・・ということでまた後で。