そもそもがフローリンングという外来語を使うこと自体が、洋間空間を構成するための床材だという前提なのです。
自然素材の家の空間イメージは、むしろ戦前の民家の内装です。
そこで使われていた床材は、地元の杉であり桧であり、という針葉樹で、それを無塗装で使っていました。
これはいわゆる「板の間」と言った方が、正しく認識できるのではないでしょうか?
では、この「フローリング」と「板の間」、具体的にはどのように違うのでしょうか?
先ほど言ったように洋間空間を構成する床材がフローリング、和風の民家の空間を構成するのが板の間です。
材料の違いで言えば、フローリングは主にナラやオークなどの「広葉樹」なのに対して、板の間では杉やパイン材など「針葉樹」が多く使われます。
またまた長くなりそうなので、・・・つづく。