工務店 浜松 「屋根のお話し。」

株式会社アズインテリアアーキテクト

2010年08月19日 10:13



皆さんは、屋根材がどうして決定されるかご存知でしょうか?

もちろん最初から家を建てるなら瓦だ、とか、軽いから絶対にガルバリウムだ、などと決めていただいている場合も多いので、その場合はその素材に適した屋根形状にするわけですが・・。

実は順番から言うと、建物の形状が決まって、屋根形状が決まると、それにふさわしい素材を選ぶ、というのが本当。

その場合、屋根勾配が少なく緩やかな形状の場合などは、瓦を使いたい、と言ってもダメな場合がるのです。



具体的にいえば3/10以下の勾配、つまり水平方向に10行って、縦方向に3上がるという勾配よりも緩やかな勾配では瓦は使用できません。

瓦という約30cm四方の物を縦横に組み合わせていくものの場合、勾配が緩やかだとどうしてもその重ねの部分から、水の進入が起きてしまうからです。

昨今、緩やかな形状が多くなったのと並行して、ガルバの屋根が多くなったのにはこのような理由があるのです。


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