今や「冷え症」は夏の季語!
昨日は熱中症という熱い話でしたので、今日は逆に冷える話を・・・・。
冷え症といえば冬場に手足が冷えて、あかぎれ、しもやけが辛い・・・というモノだとばかり思っていましたが、実は現在では深刻な夏場の問題になっている事をご存知でしょうか?
これも昨日書いたのと同じくエアコンの害の話なんですが、昨今の快適な職場環境とは365日通じて心地良い室内で働く事を目指しています。
おのずと男性主導の外回りを終えてきたような人を対象に「心地良い温度」にしますから、室温は暑い日も寒いも20~25℃くらいとなります。
問題はそんな室内で朝から晩までデスクワークする女性達です。
特に冷え性と言うのは女性特有のこともあり、上司が男性であることが多いことから、そんな室内で冷え症に苦しむ女性は夏場の暑い季節になればなるほどひざ掛けを掛け、カーデイガンをはおり寒さに耐えるという、まったく季節が逆転した問題に悩まされる訳です。
これはどちらかと言うと住宅ではなくオフィスでの問題でしょうが、だからこそご自分の家にいる時くらいエアコンの被害から逃れた生活をされた方が良いと思うのです。
この問題の本質は冷え症をどのように防ぐかではありません。
辛い思いをしているのが、はっきり意見を言えない立場の弱い女性であり、温度管理をしているのが男性だということです。
つまり、加害者と被害者はハッキリしている問題なのです。
これは喫煙者と禁煙車の問題にも言えることですが、さすがにタバコに関してはもはやオフィス内禁煙は常識でしょうが、室温管理についても女性を含めた合議制なりになっていくことでしか解決しないでしょう。
何より暑ければエアコンで室温を下げるという常識に疑問を持たなければ何も変わらないでしょう。
昨日も書いたように、人間の身体は気温を上げ下げすることに順応できません。
まず、昔から続いている穏便な涼の取り方から見直してみるべきではないでしょうか?
もちろん『穏便』な訳ですから、魔法のようにすぐ涼しいということはありません。むしろある程度の我慢をしながら・・・という意味です。
普段の暮らしからこのように穏便な「暑熱順化」からしていれば、熱中症になりそうな日だけ緊急避難的に気温調整した空間に逃げ込めばよいのです。
おそらく絶対にエアコンが必要だと思われる猛暑日は、年間のうち30日ほどで必要な時間も日中の4~5時間ではないでしょうか。
一つ冷静に考えてみては如何でしょうか?
*冷え性も真剣に考えるアズのHPはこちら。 ・・・ http://www.as88.com/