公的資料を盲目的に信じる怖さ!

公的資料を盲目的に信じる怖さ!


私たち善良なる日本人は昔から、お上の言うとおり、お上は間違ったことはしないし、先生は正しいことしか言わない、警察官は全員が正義の人、・・・そう思って生きてきました。

だからこそ、そんなお上に対して申請した書類や図面に間違いがあるなんて思わない、という前提で生活しています。


ところが実際はどうでしょう?

先生だって性犯罪を犯すし、殺人を犯した警察官だっている。


公的資料を盲目的に信じる怖さ!

ましてや行政に出している書類や図面だから絶対に間違いなどない、なんてことはないのです。

今回の事件は、そうした思い込みから起きました。


私達は図面を書き出す前提として、現地調査などの具体的な作業の前段階では、その敷地に対する公的な資料があればそれを基にプランし始めます。

もちろん途中段階で具体的に敷地を現地調査して、正しい寸法で図面を書いて確認申請するのは当然なのですが、それが10年以上前の確認申請だって同じようになされている物として考えています。


公的資料を盲目的に信じる怖さ!

でも、やはりそれって単に行政に出した書類ということだけで、すべて正しいというものではないのです。

プラン段階の大詰めの段階でこの違いが判明すると、大変痛い目にあうのです。


今回も、予定していた敷地面積が昔の確認申請図面よりも狭いのです。

結果何cmかずつプランを縮小しなければならないのですが、建物というのは全体的にプランニングそのものを縮小できる物ではないのです。


結果として、間取りからそれはやり直さなければならず、手間の掛かる作業となってしまいます。

昔から、本や資料ばかりを信用してはならない、まず現場を見よ。 とは、よく言われているのです。

公的資料を盲目的に信じる怖さ!

しかしながら、まだお施主様の意向や考えすら分からない状態のアバウトなプランニングから始める一番最初の仕事を、具体的なきっちりしたものから始めるのもなかなか難しい事なのです。

だからこそ、書類の公的性を信用してしまうのです。


でも、今行われている確認申請の図面では、これほど大きな齟齬は発生しないはずなんですがね。

やはり、いい加減な過去の資料ということでしょうか?



*そんなアズのHPはこちら。 ・・・ http://www.as88.com/


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